第2話『まりあの「ま」はアクマの「魔」』-5
―― うううぅ・・・
(滝汗。)
―― 息、かかってるって・・。
「ねぇ、しゅーちゃんのココ、オンナノコみたいに濡れてきたよ?」
「なっ、そんなコト、言わんでええのっ」
「ふふっ」
不適に笑うまぁ。
―― そっ、そのカオは・・・
ナニ、よからぬこと、思いついたーっ?!
(ぺろっ!)
「うわっ、」
―― っ! なんてこと、してくれんねーんっ!
・・・そして俺はまぁの攻めに耐え切れず、あっというまに撃沈した。
(激しく息切れ中)
「すっごーい。おもしろーい!」
胸や顔をベトベトにしたままで、もっともっととせがむ。
「もっ、ムリっ! これ以上出ぇへんっ」
「え〜っ。やだぁ、もっとーぉ!」
・・・。
―― 無邪気すぎるにも程がある・・。
(再びおっきいため息)
―― ハイ。今回、本番ナシですか・・・
悲しいかな。気付いたときには抜かれすぎて、俺の愚息はもう役に立たなくなっていた。
精液だって、スタミナだってもう空っぽや。
もうなんも出やしねぇ。
そしてなんも言えねぇ・・
そうやってヘコんでいたら、まぁがちょっとだけ慰めてくれた。
「あたしもイジメる?」
なんて、
・・・道具もいっぱいあるしなー (乾いた笑)。
「そーだコレ、スゴイんだよー」
と、エヘヘと照れながら、俺になにかを差し出すまぁ。
「こっ、これはっ!」
―― 伝家、もといっ家電の宝刀、・・ハンドマッサージャーっ!
「ああ、もうっ! 知らんっ!」
仕方ないので、ヤケになってイジメまくる俺であった。
その後、まぁは散々イキまくった。
イキ疲れて眠るまぁ。
すぴすぴいっている鼻を摘んでみても、起きる気配まったくナシと、
―― 結局、コイツだけ大満足か・・。
どうしても置いてけぼり感の拭えない俺。
「はぁ〜」
―― これから俺たち、どーなってまうんやろ・・・。