君の瞳に恋してる・W-13
「僕は何でもいいんです…海に『先生』って呼ばれると、他の生徒とは違って聞こえるんです。海の声に乗ると、特別になる…」
「先生……!」
「海が特別だから…」
海の瞳をみつめながら微笑んだ。
「も…もうっ!キュン死させる気なの?!」
海は頬を染めながら僕の胸をポカポカと叩く。
「…?…きゅんし…?」
未知の言葉に頭が?でいっぱいになる。
「なんでもないよっ!これからも先生って呼ぶからね!」
よく分からないけど、なんでもないならいいか…?
「ハイ、お願いします。海」
「こちらこそ!よろしく、先生」
まだ呼ぶのが少し恥ずかしいけど、すぐに慣れるかな…?
…海。