最後の夜・後編-10
「あの…ん…私にできること、あったら…」
「……あ〜…うん、じゃあ…舐めて?」
少しばつが悪そうに顔を背けながらロイがつぶやいた。
「ど…!どこを舐めればっ、いいの?」
ガーネットの胸を弄る手を休め、幹の先端を指差した。
そこ!?
驚いたが今さら引っ込みつかないし、ロイにも気持ちよくなってほしいので決意した。
「わ…分かったわ」
コクンと唾を飲み込み、ロイの横に膝をつき顔を近づけた。
「待って。こっちにお尻向けて跨いで?」
「は!?」
「だから、俺を跨いでお尻をこっちに向けて?」
「そっ、そんなの出来ないわ!!」
まだショーツは穿いているが冷たくて下半身に貼り付いている感じがする。
そんな恥ずかしいところ見せられない。
「…今夜だけはガーネットの全ては俺のものだろう?俺だって下半身さらして恥ずかしいんだよ?」
「でも恥ずかしい…」
ロイは前かがみになったまま固まっているガーネットの胸に手を伸ばす。
重力で下を向いているが、張りのある美しい胸を持ち上げるように揉んだ。
「は…ンっ!」
「ガーネットの全てを見せてくれ。全てを覚えていたいんだ…」
「ロイ…そんなこと言われたら断れないじゃない…」
恥ずかしそうに俯くガーネットの腕を引き寄せ抱きしめる。
素肌のロイの腕に抱かれた。筋肉質な太い腕。
厚い胸板に顔を埋めて目を閉じると、ロイの心臓の音が聞こえる。
ロイはガーネットの背中から徐々に手を下ろし、丸みのあるお尻を撫でた。
「…ア…っ」
ピクっと反応する。
ドレスの裾から手を入れ、程よく肉のついたお尻をショーツの上から強めに揉む。
お尻の割れ目に中指を這わせそのまま下りていくと、湿った窪みにつき当たる。
窪みに指を突きたて円を描くようになぞると蜜がジワっとショーツに染み出て、ロイの指に垂れた。
「あ…っん!ロイ!ジンジンすっ、るぅ…」
ロイにしがみついたまま腰が揺れ、指に反応して窪みがヒクヒク収縮する。