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最後の夜
【女性向け 官能小説】

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最後の夜・後編-9

頭を撫でながら「ガーネット、大丈夫か?」と声をかけたが返事がない。
横から顔を覗き込むと意識を手放したようで、身体をひくつかせながら眠っている。

快楽で涙が流れた頬にキスをして、片手でなんとか上着を脱ぎ草むらに敷く。ガーネットを抱え上げて起こさないようにゆっくりと横たえた。


「はあ…」自然と溜め息がこぼれる。
乱れたガーネットを見て、自身が痛いくらいに昂ぶっていた。

天使のような顔のくせに、存外やらしい身体をしている。
ガーネットの横に座りついじっくり観察してしまう。
腰周りに申し訳程度にドレスが引っかかっているだけで、ほぼ全裸。呼吸に合わせて上下する胸から目が離せない。

「ん〜〜っ…ゴメン、ガーネット。我慢できない」

つぶやいてガーネットの胸に手をやり、手のひら全体で揉む。
もう一方の手でチャックを下ろし固くなっている幹を取り出した。もう先端から汁が零れている。
ぐっと握り上下に擦り始めた。

「…っ」

やっぱり俺は国の連中に殺されるな、ガーネットにこんなことして…
我慢できなくてガーネットの胸をいじりながら自慰行為。
死刑だな、確実に。

先走りのせいで滑りがよく手の動きがどんどん早くなる。

さっきまでの淫らなガーネットを思い出してしまい、余計に快感が増す。

「ふ…っ」

尖った乳首、甘い唾液、揺れる腰……
駄目だ…1回出さなきゃ持ちそうにない。

もう出そうと思ったところで「う…ん…?」とガーネットが意識を取り戻した。

――あれ…なんか胸がキュンてする…?
目を開くとロイの大きな手がグニグニと胸を揉みしだきながら自分の性器を擦っていた。

「ロっ!ロイ!?」

びっくりして声が裏返ってしまった。

「ごめ…動かないで…もう出そうなんだ」

眉を寄せて耐えるようなロイにドキッと心臓が反応した。

「あ?ハ、ハイ」

男性器なんて見るのは生まれて初めて。
先端が丸っぽくてすごく太い…あれが私に入るの?
出るって、精液?文献で読んだけど、気持ちいいと出るのよね?

「あ…んっ…私は、何もしなくていいの?」

「えっ…」

苦しそうに手を動かすロイを見て、自分には何かできないのかな?と素直に思った。


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