過ぎ行く日々、色褪せない想い-46
9/14
最近、牧夫から求められるようになってきた。
勉強の合間になにかにつけて頭なでてくるし、帰り際とか普通にちゅうしてくる。
髪かきあげられて、耳たぶ触られたとき、ぞくぞくってした。
なんか、どんどん離れられなくなっていく気がする……。
9/16
休憩時間、ずっと抱きしめられた。
香水の臭いが身体に染み付く感じがするの。
それよりも、なんか男の人の臭いっていうか、そういうのがした。
ウチからもするのかな? そういうの。
でも、なんか不思議。
このままいたい。
時計はどんどん進んでいくけど、もし可能なら巻き戻してもらいたい。
一秒ごとに一秒ずつでいいから、神様、お願い……。
9/18
もうふっきれた。っていうか、一線を越えたの。
今日、母さんも父さんも居なかった。
向かい側を見ても、ブラインドが閉じたまんまだったし。
変に思われるかもしれないけど、それでもいい。
ウチ、牧夫に今日は二人きりだって教えた。
彼、困ってたけど、でも、すぐに考え直してウチのこと抱きしめてくれた。
ベッドに押し倒されたとき、すごく嬉しかった。
彼氏彼女の関係。身体の関係なんて無くてもいいなんて嘘。
気持ちがどんどん重くなるし、焦る。
友達が〜とか、そういうんじゃなくって、とにかく彼と一つになりたかった。
戸惑う彼だけど、直ぐに思いつめた様子で、服の上からウチのかわいいおっぱいさんを撫でてきた。
そこからはもう彼にまかせっきり。ウチができたのは、前準備だけ。
なんか全然覚えてないし、痛かったし、日記に書きたくない。
ウチだけの記憶に残そうと思う。
今日は携帯を落しとくけど、ごめんね……。
9/25
来月の体育の日、久しぶりに牧夫とデートができる。
日曜とかでもいいんだけど、なんか都合が合わないみたい。
でも、どこに連れて行ってくれるんだろ?
水族館にお祭り。でも、まずは定番の映画館でしょ。
あと、前は痛かったけど、どうかな?
ごめんなんていわれたけど、いいよ、別に……。
それ以上に嬉しかったし……。
9/30
どうしよう。困った。
悠からメールが来た。
それはいんだけど、今度の体育の日はもう予定がある。
次の試合は必ず行くって言ったけど、でも、こっちにも都合がある。
……悠とも、もうただのお友達だし、いくなんていわなくていいよね。
きっと悠だっていい人できると思うし、だから、いつまでもこのままなんてやめるべきだよ。
今度、必ず話そう。
ウチが今、牧夫と付き合ってること……。