私の柔らかい部分に…-16
… … … …
「へんな歩き方するなよ…」
よっちゃんは私を呼んでそう耳打ちした。
よっちゃんは決して私に冷たくしたりしなかったけれど、できの悪い女房扱いをするようになったのだ。
私が一番嫌いなタイプだった。
女房になっちゃったのならまだ仕方ないけれど、男と女は対等なのだ。
「してないわよ…
そんな歩き方なんか。」
「尻を振って媚びを売るような歩き方するなってんだ。」
「私はずっとこんな歩き方なの!
それに惚れたのはあんたじゃない。」
キッと睨むとよっちゃんは黙って立ち去って行った。
私もつまんない事だけど、腹が立ったのでその日は電話もしなかったし口も利いてやらなかった。
何だか悲しい…
つまんない事で何でこんなに腹が立つんだろ?
私とよっちゃんの関係は泉さんはじめ、一部の人しか知らない。
いつでも二つ返事でついて来た私が三度続けて飲み会を断ったので泉さん心配してくれたので話しちゃったのだ。
それほど私はよっちゃんに会いたかった。
よっちゃんに抱かれたかったのに…
「仲直りしたいんだ…」
2日たったらよっちゃんはまたキッパリとそう言ってきた。
いつのまにか心の中がよっちゃんで満たされてた事に気がつく。
よっちゃん…私の体が目当てだったんじゃないだろうか?
私はよっちゃんの体が目当てだった。
よっちゃんの事、本当に愛していたんだろうか?
今はよっちゃんを愛している。
もう、どっちが謝ってもどっちも謝らなくてもかまわないのだ。
その日はよっちゃんが終わるのを待っていて、二人して退社した。
それからファミレスで食事して、よっちゃんの部屋に帰って平日にも関わらず明け方まで何度もセックスした。
よっちゃんは優しかったけど、セックスは上手じゃなかった。
そのよっちゃんも度重ねるごとにだんだん気持ちいい事してくれる。
乳首の周りを舌先で舐め回しながら転がしたり、指と舌を使いながらクリちゃんとアソコを心地よくしてくれる。
アレだって体位を変えたり、突き方に変化をつけたりして…
きっとへんなビデオでも見て、私のために研究してるのかも知れない。