投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

Crimson in the Darkness
【ファンタジー 恋愛小説】

Crimson in the Darknessの最初へ Crimson in the Darkness 41 Crimson in the Darkness 43 Crimson in the Darknessの最後へ

Crimson in the Darkness -出遭-U-1

 珍しく朝飯を陽が昇ってから食った。昼も時計が12時を差す頃には食い始めてた。仕事が無かったから、フツーの人とおンなじ生活が出来た。……いつ以来だ……?



 リーはいつもの様に忙(せわ)しなく動き回ってる。……いつものコト、か。いつもは物音一つが煩く感じるのに今日はそうでもない。よく寝たからか?





 ―――ピンポン





 家のチャイムが鳴った。…………来た。



 玄関のドアを開けると、そこに居たのは銀髪のリアナ、だけ。





「こんにちは」





 相変わらず、笑顔だ。一見、エクソシストにゃ見えないな。





「入れよ、つーか……アンタだけ?」



「ヒューイには少しお使いを頼んでまして、私一人です。構いませんか?」





 玄関に入りながら、リアナは申し訳無さそうに笑った。





「その方が良い」



「はい?」





 こっちにしてみればその方が都合が良い。あんなキッツイ顔したヤツがいたら、あの馬鹿がビビりそうだからな。でも、コイツのこの眼帯もフツーはビビるよな。仕事柄、ンな格好したヤツは腐るほどいやがるからオレは慣れてんだけど。


Crimson in the Darknessの最初へ Crimson in the Darkness 41 Crimson in the Darkness 43 Crimson in the Darknessの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前