このかけがえのない世界へ6-7
「そうですか」
眼帯の人は袋の中身をすべて確認して懐にしまった。
「それでは」
二人は地下室を後にして、血なまぐさい酒場から外に出た。
「儲かったね」
アルが話しかけてくる。
「そうだね。
そろそろお昼だから、今日は奮発して美味しいものでも食べに行こうか」
「うん!」
眼帯の人が微笑み、アルも微笑んだ。
二人は裏路地から大通りへと向かった。
美味しい料理を食べるために………