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『春』
【ファンタジー 恋愛小説】

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『春』-2

「んっ…んふ…はむ…」
角度を変えて、何度も舌を差し込まれると、思わず体がカッと熱くなる。

「ほら、頬に赤みが挿してきた…。
そんなに蕩けた顔しちゃって。
―こっちも見てみようか…?」
手を伸ばし、彼女の体を開いてゆく。

「やぁ…見ちゃだめぇ…
そっちはまだ…」
恥じらいの声をあげるが、聞いてはもらえない。
徐々に、彼の視線が、奥の方まで這わされる。

「ふむ…やはり俺の手伝いが必要なようだね?」
…残りの20%、と耳元で教えてやると、彼女は身を震わせて応えた。

指先で、ゆっくりと蕾をこねてやる。
固いものをほぐすようにしてやると、彼女は堪らず矯声をあげた。
「っ!…ひ、ぅあっ…!」

「どう、少しは開いてくれる?
俺に見せて、君の美しい姿…」

「だ、め、そんな性急な…!
あぁっ、勝手にカラダが反応しちゃうぅっ…!」
ぽっぽっ、と、身体の所々を紅く染め、身悶える。

「ほら、今もう90%、かな?
もう少しだよ…
そうしたら、繋がってあげる」


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