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姉の匂い
【姉弟相姦 官能小説】

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第三章-3

 電車から降りて学校までの道のり、結衣は怒って一人で歩いていた。 そのすぐ後ろから翔太が情けない声で
「ねぇ、ごめんってば、ねぇ…」
と言いながらまるで子分のように結衣についていった。
 しばらく無視をして歩いていたが、そろそろ許してやるかと結衣は振り向き
「馬鹿翔太、今度やったら本気で怒るからね、もう」
 そう言って翔太の頬をつねった。
「いてててっ、わかった、わかったからもう許して…」
 そんなやりとりを後ろから結衣の友達が見つけ
「おーい、ゆいーっ」
と二人の所に走って来た。
 そして翔太をジロジロと見ながら
「結衣、もしかして彼氏?紹介してよ」
 結衣は慌てて
「違う違う、弟だよ、翔太っていうの」
と笑いながら答えた。
「へぇ、仲いいんだね、でも流石に結衣の弟、格好いいねぇ、それに比べて私の弟なんか…」
「えっ?夏美弟いたの?初めて聞いたよ…」
「いるよ、翔太君一年生?じゃあ同い年だね、健司っていうんだ、同じ学校に行ってるのに全然近寄ってこないけどね、まあいいけど…」
「えぇ?同じ学校に弟いるんだ…」
(あれっ?健司って…まさかあいつの事かな?)
「あら、翔太どうしたの、難しい顔して」
「い、いや別に…」
 そんなやりとりをしていると学校に着き
「翔太、じゃあね」
「翔太君またねぇ」
と二人と別れ翔太は自分の教室に行った。



「おぅ翔太、おはようさん」
 入学して最初に仲良くなった健司が元気に挨拶しながら近寄ってきた。
「…………」
 翔太は無言で健司を見つめた。
 そんな翔太に健司は不思議そうな顔で
「えっ?何?どうかした?」
「もしかして健司、姉ちゃんいる?」
「んっ?いるよ、なんで?」
「夏美さん?」
「なんで知ってんの?」
「綺麗な人だねぇ」
 翔太がニヤニヤしながらそう言うと
「だからなんで知ってんだよ」
「ははっ、俺の姉ちゃんの友達が夏美さんって人でさ、弟も同じ学校で健司って名前だって…」
「なんだぁ、へえ、翔太も姉ちゃんいたんだぁ、」 そんな会話をしているとチャイムが鳴りお互いに自分の席についた。


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