「目下の恋人」-1
僕はいつも君より先にホテルの部屋で待ってた。
君はいつも少し時間に遅れて、メールを一本送ってくる。
「今フロントです。今行くね」
まるで君の駆け出す足音が聞こえるかのようなメール。
コンコン。
チャイムを鳴らすのが嫌いな君はいつも部屋をノックする。
「ノックに気付かなかったらどうするの?」
そう聞いたら、少し困った顔で笑ったよね。
だから僕はメールを受信したらドアの前で君を待ってる。
ノックを聞き逃さないように。
ドアを開いて君の笑顔を抱きしめる。
「…逢いたかった」
そんな言葉ももどかしくキスを、深くふかく…
「くぅ…」
君の口からこぼれる吐息が、僕の気持ちをあおって
僕はもう君のカラダのことしか考えられない。
僕の知ってるあのあったかさ、やわらかさ、
僕だけが知ってる君の部分…。
キスの合間に僕を見上げる君の目は僕の気持ちをわかってくれる。
半袖のカーディガンをそっと脱がして、僕はベットに君を誘う。
コトン。
音をたてて、君のサンダルが床に転がる。
少しまくれた黒いワンピースの裾から君のふとももが見える。
その奥も…。
「スキって聞かせて」
小さな声で君が言う。
「好きだよ」
僕の言葉に安心したように君はカラダの力を抜いて
僕にすべてをゆだねる。
「私も…」
君の耳には僕が上げたピンクのピアス、ワンピースを脱がせるとき
僕はそんなことに気が付いた。
君はもう僕の前で白いカラダだけでいる。
小さくて、柔らかい。
どこに触れればいいんだろう。
目を閉じて、僕のくちびるを探しながら君が言う。
「ぎゅってして」
抱きしめたカラダは僕の大きさを感じてる。
君のカラダが僕に反応しはじめる。
抱きしめる手に力を込めると、その小さな白いカラダは熱くほてりだす。
柔らかなおなかに手をすべらせて、君のぴんくをかすめるように
僕の右手は君のふとももに…君はキスを止めて目を上げる。
知ってる?君のそういう顔がどんなに物欲しげに見えるか。
僕の舌は君のぴんくを舐めるように、君のくちびるにキスをする。
ふとももに置いた手を少し動かす、僕の指を君は感じてる。
まだ…まだ君のぴんくは触ってあげない。
君のカラダのいろんな部分が熱くなるのはまだこれから。
こくん、長いキスのあと、君は僕の唾液にノドを鳴らした。
君のちっちゃな乳首が僕の指にもて遊ばれだすと
君は腰を動かして僕の体を求めだす。
君の口からもれるのは吐息と僕の名前だけ。
だけど言葉より君のカラダはおしゃべりだから
僕は君の恥ずかしさを感じてる…もちろん君のやらしさも。
僕の舌が君の乳首を押さえつける。
舐めて、吸って舐めて…君の手は僕のものをつかんでる。
僕の先が濡れているのを指で感じたときの
君の顔があんまりやらしくて、僕はもっと大きくなる。
熱く溢れそうなぴんくに僕は指をはわせた。
とぷん、感じとしてはそんな感じ。
指にまとわりつく君の恥ずかしさが僕の頭も熱くする。
かたくなったぴんくの先は僕の指に反応して恥ずかしさを溢れ出させる。
溢れたたくさんの君の恥ずかしさがシーツに大きなシミを作ってる。
僕は指をぴんくの中へ突き立てる。
君の入り口は少し抵抗したあと、僕の指を飲み込む。
溢れ出す君の恥ずかしさが僕を喜ばせる。
僕は大きな音をたてながら君のぴんくをかきまわす。
くちゅくちゅくちゅ…君の中はとろとろに溶けて僕を誘う。
君のぴんくのは恥ずかしさに耐えきれなくてかたく敏感に僕の指に反応する。
「あっ…」
声をひとつ上げて、たまらないように君は腰を浮かせて僕を欲しがる。
僕の指を感じて、僕のものを欲しがって…君のカラダはどんどん恥ずかしくなる。