投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

暗闇
【兄妹相姦 官能小説】

暗闇の最初へ 暗闇 4 暗闇 6 暗闇の最後へ

暗闇-5

兄はしばしば私の部屋に入ってくるようになった。
お父さんが家にいるのにも関わらずだ。

私は唇を噛んで声を押し殺した。
気が付けば唇を噛みきってしまう日もある。
それでも、こんなこと、お父さんに知られたくなかった。
絶対にだ。
無論、相談なんてできない。
ソレをいいことに兄はやってくる。

怖かった。
父親の庇護を失えば今度こそ本当に一人になってしまう。
兄とお父さんは何をどうしようと間違いなく親子だけど、私は違う。
お母さんの兄に対する接し方を思い出す。
お母さんは兄に強くなにかを言い出すことが出来なかった。

私の身体は異変を起こしていた。
初めはただの便秘だと思っていた。
だが。
排泄とともに血が流れ、便器は真っ赤になっていた。
下腹に鈍痛があることはあったが、便秘のせいだと思っていた。

兄のセックスは単調でノーマル。ゴムだけはちゃんと自分で着けていた.
生理はくるってないし、いまは違う。
おしっこの時には血は出ない。
痔?こんなに大量に血がでるものなの?

母の病気が頭をよぎった。
大腸ガン?
お母さん。いっそ、そっちに連れて行って。
お父さん。ごめんね。
私はこのことを誰にも相談しないことに決めた。
私は手遅れになって死ぬんだ。
そしたら、もう、兄もお父さんも関係ない。

私は『死』に陶酔していた。自分でも分かっていた。でもそれにすがらずにはいられなかった。





また兄が忍び込んできた。
家の中を逃げることも、部屋で暴れることも叶わない。
お父さんを起こしたくない。

私はやっぱり腕を縛られてベッドに括りつけられた。

「んっ…んっ…」

胸を揉みしだく。

「ああ、本当にいい。こんな柔らかくて気持ちいいもんはないね」
「んんんっ…」

少しばかり尖った乳首を噛む。

「コリコリだよ…?」

兄はいつも気が済むまで胸を触り、挿入してくる。
私もそのころにはもう濡れていて、最近は初めての時のような痛みはなくなった。
痛みはなくなった替わりに、快楽の度合いが強くなってしまった。
イヤだといくら思っても、身体が動いてしまう。
心と身体が反ってしまって、ジレンマが私を苦しめる。

ぐじゅっ… っぷ。 じゅぷ。

兄の腰つきが私の息を上げていく。
貧血ぎみなのだろう。体力は落ちていた。
目の前はぼんやりして、苦しくて吐きそうだ。

それでも快楽を求めて動いてしまう身体が疎ましい。


暗闇の最初へ 暗闇 4 暗闇 6 暗闇の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前