暗闇-2
「いやああっ。触らないでッ!」
「へえ。綺麗なピンクじゃんか。エロ本の女なんかメじゃねえな。でも、お前、乳首ねえぞ?」
お腹の上から兄が下がって太股の上に座った。
ジタバタとしていた脚は動かせなくなってしまった。
そして、ゆっくりと兄が屈み込んでくる。
「あっ!いやっ!」
兄の舌先がチロチロと小さな先端を舐める。
「う… うぅ…」
「よしよし。出てきたな。もっと育てよ?僕が弄ってやるからな」
上目遣いで私を睨め付ける。その口元が嗤った。
ずるっずぅ…ぼっ!
吸引されて胸が兄の口に入りこんでいく。
「やあぁ…」
くちゅ… チュ…
兄は乳首を舌先で転がしたり吸ったりした。
「やわらけえ…。コレが女の身体ってやつか」
ずるっずる。ちゅぷ。
音をたてて吸い込んでは離す。
兄の口から見え隠れする乳首は勃って唾液に濡れ、とろんとした光を放っている。
「あっ!あっ!あっ!」
苦しくて苦しくて、私の意志とは関係なく声を上げてしまう。
「ふふふ。感じるんだな?ちっちぇけど乳首、コリコリだよ。そうか、そんなにいいのか」
「ぃやだっ!やっ!やあぁっ!いたいっ!」
胸をもぎ取られるか、握りつぶされるかと思った。
「オヤジもこのデカイ胸で誑したのか」
兄が何を言い出したのか分からない。
「何…?知らないっ。んっ」
「僕のことなんか、どうでもよくてよ。他人のお前の機嫌取りばっかりでよ」
兄が私の腹から下りた。
手がズボンの中に入ってくる。
「ぃゃ。やめてっ。お父さんは…」
「お父さんなんて言うな。お前のオヤジじゃねえよ。…なあ、僕にもヤらせてよ。オヤジとヤッてんだろ?家族じゃねえか」
兄の顔が意地悪く嗤う。
指は下着の中に入り込み、割れ目をなぞっていた。
「あっ!あっ!あっ! やっ!」
下着は不快な程に湿っていた。
私は喚くだけで、もう口から言葉を発することが出来なくなっていた。
手首を動かそうと試みるが、がっちりと固定されていて動かない。