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脅迫文=恋文?
【コメディ 恋愛小説】

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豚カツ=勝利のおまじない?-3

3 そんな感じで、闘争心に燃えた我がクラス。
現在、ポイント差は一位の三年のクラスとほとんどない。
最後の競技、全員リレーで優勝すれば、最優秀クラスはアタシたちだ。
全員リレーは男子と女子で距離が違う。男子は200m、女子は100mだ。
アタシは女子のアンカー。憲からバトンを貰って、男子アンカーの孝之に渡す。
さぁ、スタートだ。最初は女子。ランナーは愛里だ。
「愛里ぃ!!頑張れぇ!!」
アタシの声に愛里が笑った。
だが、愛里は残念ながら、走るのがあまり得意じゃないらしい。バトンを渡す頃には最下位だった。でも、心配無用。アタシが取り返すさ。
なんせ、憲からバトンが貰えるんだ。元気百倍だ。
そんな事を言ってる間に憲がスタート位置に着く。
「頑張れよ!」
「もちろん、お前に楽させるぞ」
そう言って、憲が走り出す。うん、速い。けど、やっぱ例の三年が強い。
それでも憲はアタシに二位という位置をプレゼントしてくれた。
「行け、白雪!!」
アタシはみんなの声援を受けて走る。一位の三年もなかなか速いが、アタシの敵じゃない。見事に抜かして、孝之にバトンを渡す。
そのまま孝之は一位でゴールした。
みんなが一ヶ所に集まって喜びあう。
「白雪の豚カツパワーだな」
憲の言葉にと、みんなが頷いた。
本当に嬉しい。優勝した事がじゃなくて、みんながアタシを受け入れてくれたことが、嬉しいんだ。
そして、アタシは憲に会わせてくれた運命に感謝した。

END


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