まちぶせ-6
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貴之は、ひろみと別れた後も夢の中にいるようだった。妊娠の心配もあったが、あふれるひろみへの思いで頭がいっぱいだった。自宅に帰りベッドにもぐり込むとひろみの柔らかい体の感覚が、ペニスを締め付けるひろみの肉壁の感覚が蘇る。
その晩、貴之はひろみを思い、何度も自分のペニスを擦りたてた。
夜中過ぎ、貴之はひろみにメールを入れた。
ひろみが不安な夜を過ごしていることが分かっていた。
ひろみ。明日も会える?
いいんですか? 龍崎さんが怒りますよ。
貴之は返事に困ったが、このままひろみを放り出すことはできなかった。
貴之は、待っているとだけメールを送った。
今の貴之には、それだけのことしかできなかった。
ひろみ、来てくれたんだ?
あたりまえじゃないですか。
先輩が声を掛けてくれれば、私はどこへでも行きますよ。
ありがとう。歩こうか?
行くところも思い立たず、気がつけば同じ映画館の前に来ていた。
貴之がつぶやくように話し始めた。
昨日、分かれてから、君のことばかり考えてた。
妊娠のこととかですか?
違う。
ぼくは、ゆがんでいるのかもしれない。
君としたことを思い出し、体を熱くしていたんだ。
・・・・・・・
君に会いたくてたまらなかった。
先輩。昨日の映画、もう一度みませんか?
私、ほとんど見ていないんです。
だから・・・・
暗くなるのを待たずに、貴之はひろみを抱き寄せた。
映画が始まった。
二人にとって映画などどうでもよかった。
映画が終わるまでの時間、二人でいられるのだ。
貴之が唇を寄せる。
ひろみは積極的に貴之を向かえ、舌を絡めていった。
ひろみ。もしかしたら、今日も履いてないの?
ひろみは、今日もマイクロミニを纏っていた。
ひろみは黙ってうなずき、少しだけ脚を左右に広げた。
んん!
貴之の指が滑り込む。
凄いよ。もうヌルヌルしてる。
は、恥ずかしい。
でも、先輩がそうさせたんですよ。
ひろみも貴之の股間に手を伸ばす。
先輩こそ、こんなに・・・・・
!!!!!!
くちゅう、貴之の指がひろみの体内に吸い込まれる。