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スペシャル☆プリン
【OL/お姉さん 官能小説】

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スペシャル☆プリン-5

[ そんな事ないよ。 ]

[ あら、私の手前だからって気を遣わなくていいのよ。
男と女ってそんなもんだから…
どうしたらその距離を保てるかっていうのが大切なのよ。 ]

[ 飽きたりしないさ… ]

[ へえ…惚れちゃってんだ ]


若いのによく言った。

若いから言えるセリフなのかも知れない…

律美のいないリョウの部屋にいて、律美のネタでからかうのはもうやめておく。

まさか、リョウを相手にそんなつもりはないけれど、不倫の関係を持つ女ってこんな心境なのだろうか?



リョウの部屋には椅子がない。

私はリョウのベッドに腰を下ろしてリョウはお菓子を挟んで床に座る。

とてもいいアングルなのに残念ながら、今日は色気のないコゲ茶色のジーンズ姿でスカートの中は見せてやれなかった。


なんだか姉の家にいる、いつものリョウと違って見えた。

何気に部屋を見回してスペシャルプリンをどこに隠したのか…などと思う。


[ ねえ、私にも見せてよ ]

[ えっ?何を? ]

[ ス・ペ・シャル・プ・リ・ン…
こっそり隠してんでしょ? ]


悪ふざけが過ぎたかな?
リョウはバツが悪い顔をして押し黙ってしまう。


[ いいじゃん
男の子でしょ?
女の研究ぐらいして当たり前じゃない ]


私はとりあえずフォローしたつもりだ。


[ いいけどさ…
律美に言わないでよ ]

[ 言わないわよ
意外に心配性なんだ ]


やはり見られちゃったのかと観念した様子でリョウはカーテンで仕切られた押し入れの中から数冊の雑誌を取り出した。


[ チー姉ちゃんだから見せられるんだからね ]


……?
どういう意味で私になら宝物を見せられるんだろう?



私は興味本位でその何冊かをめくって見たものの内容は意味不明に近いものだった。


ただ、かわいくておっぱいどきゅんなイラストを鑑賞するための雑誌に思えた。


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