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スペシャル☆プリン
【OL/お姉さん 官能小説】

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スペシャル☆プリン-4

[ なかなか素敵な家じゃん。
何年ぐらい住んでるの? ]

[ ううん、3年前に越して来たんだ。
それまでは紅葉台の社宅にいた。 ]



それでお母さん、ナースに復帰したのか…
いろいろあるわよね。


玄関が意外に広くてすっきりまとまり、生花なんかが飾ってある。



実家住まいの私もいまだにそうだけど、子供部屋は階段を上がって二階となぜか相場が決まっている。



リョウの部屋の前で少し待たされて部屋をかたずける気配がした。

こっそり買い貯めたスペシャルプリンでも、せっせと隠しているに違いない…


部屋はわりとかたずいていたが几帳面なのかぐうたらなのか判断しにくい散らかり様といったところだった。

この中途半端な几帳面さが、やはりマス男なのかも知れない…


ちなみに私はかたずけられない女に属する。


ベッドの脇に見つけた律美の写真が懐かしいような痛いような…



壁のハンガーには見覚えのある律美のカーディガンがかけてあった。

そのうちベッドの下から律美のパンストなんかも出てくるんじゃないかと…
結構エッチな雰囲気がした。


私の見立てによるところ、まだ付き合いも浅いし見るからに手を繋いで歩く小学生レベルに思えたけど、そんな余計な心配はよそに…

二人になるとやる事はやってるのかも知れない。


もう高校生なんだから当たり前かも知れないけど意外だった。



[ バスケやってんの? ]


いかにも男の子の部屋らしく、片隅にあったバスケットボールを見て私は尋ねた。


[ ううん…もらったんだ。
よく知らないけど、アメリカの選手のだって… ]


そうよね…リョウはどっちかといえば音楽部か囲碁部って感じだもん。


[ リョウは入らないの?…演劇部 ]

[ うん…入ってない。 ]

[ 律美と一緒にいれるじゃん
ずっと一緒だと、やっぱり飽きるかな? ]


コンビニで買ったポテチの袋を開けながら私はいう。


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