シークレット・ガールフレンド〜とても長い一日〜(最終章)-3
「ああ、ああ、ダメ、ダメ、ダメダメ!!」
「おお、いい、いいぞ、いいぞ!!」
「あ、ああ、ああ、ああ、いく、いくいくいく!!!」
麻美の叫びと共に胎内の肉が締まりだした。そして麻美の全裸を見ながらセックスしていた俺も射精感を感じた。
「おお、出る、出る、出すぞ!!麻美の中で最後の奴を出すぞ!!」
「出して!!一杯出して!!正樹の精子を出して!!」
締まる胎内の肉の中で肉棒から大量の精が吐き出された。
大量の精はコンドームの先で溜まっていった。
もしコンドームがないままで精を吐き出せば麻美は俺の子を孕んでいただろう。
いっそこのまま麻美に妊娠させて二人で逃げるのもいいかも知れない。
もちろんそんな事は考えてはいけないのだが、精を出してるとこんな事を考えてしまうのだろうか。
ベッドで俺の横に麻美が俺の腕を持ちながら寝そべっている。
「はあ・・・気持ちよかった。全部気持ちいいセックスだったよ。」
「最後はごめんね。正樹だけイカせるつもりだったけど。」
「いいよ。」
「正樹セックスうまくなったもんね。」
「そうかな。」
笑いながら時計を見るとあと15分しかない。
「やっば!そろそろ服を着てて出よう。」
「このままでいたいけど・・・ダメだよね。」
「延長料金がかかっちゃうからね。」
俺と麻美は服を着るとそのまま部屋を出てフロントへ向かった。
もちろん麻美は深々と帽子を被っている。俺もバッグから帽子を取り出して被った。
フロントに鍵を渡して金を支払うと玄関の自動ドアからカップルが入ってきた。
「ヤバい!!」
俺は麻美を体で隠しながら歩く。そのカップルも男女共に帽子を被っていた。
女性の方がやけに背が小さいように見えた。男性はどっかであったような顔に見えたが
そんな事を考えてる余裕はなかった。男性は何か大きなバッグを持っていた。
大急ぎでモーテルを出るとそのまま自転車置き場に走って麻美と共にその場を離れた。
麻美はどう見ても少年にしか見えないからこれなら兄弟にしか見えない。
「あの子・・・私と同じ小学生に見えたわ。」
「え?」
「さっきの玄関であったあのカップルよ。」
「じゃあの男性も俺と同じなのかな?まさか・・・。」
「わからないけどもう忘れよう。」
「ああ。」
俺は近くの雑木林に囲まれた道まで走る。
ここで別れるつもりである。
「正樹、今日はありがとう。何回もイっちゃった。」
「俺も麻美とのこんなに長いセックスは初めてだよ。実を言うと・・・。」
「何?」
「最後のセックスで俺がイった時にコンドーム外してセックスして
その後二人で逃げようと思ったんだ。」
「私も時々思うよ。正樹の子を作って二人で逃げようって。」
「そうか・・・。」
「次はいつ会えるかな。」
「この騒動が収まるまでだね。」
「じゃ、また今度ね。」
麻美はまた唇を俺の唇に突けるとそのまま自転車で自らの家まで走っていった。
そして月曜日が来た。俺はいつものように自転車で自宅から学校へ向かう。
自転車で走らせてると近所のおばさん達が俺を見ながらひそひそと話している。
(まさか・・・麻美との交際がバレた!?)
嫌な予感をしながら自転車を走らせてると俺に声がかけられた。