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逃げ出しタイッ!?
【レイプ 官能小説】

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逃げ出しタイッ!?-17

「はぁはぁ、やべ、でちゃいそう。つか、女のアソコ、なんでこんなえろいんだろ」

 できることならそのまま達してもらいたいのだが、醜い肉棒は上下に頷くばかりでその気配もない。

「や、だめ、いじらないでぇ……」

 意識することなく声が上ずり、甘い響きをかもし始める。

「なあ、もしかして、マネージャーも感じてるとか?」
「そんなこと、ないわ」

 強がったところで守れるものもない。どちらかというと混乱がそれを言わせているのだろうか。

 膣内をいじる二本の指は、身体の芯に響くような刺激があり、敏感な部分に当たるたびに腰がうねってしまう。

 ――やだあ、あたしの身体、もしかして、本当に……。

 自慰のときよりも身体が熱い。羞恥のせいもあるだろうけれど、指が奥まっていくたびに甘い痺れが起こり、まぶたが重くなる。

「んはぁ……」

 柔らかなおなかがきゅうとへこみ、肺にたまっていた空気を押し出す。
 口を閉じようとしてもそれができず、右手は悟に掴まれて動けそうにない。なら左手はというと、たまに床を引っかくだけ。
 口の端からよだれが垂れ、乳房に滴る。
 唾液はいつになく糸を引き、水玉がつつーと下に移動するのが見えた。

 ――あは、なんか変なの。

 現実を逃避しつつある彼女は目の前で息を荒げて陰茎をまさぐる猿を忘れさせ、まどろみの中へと陥る。

「はぁはぁ、うぅ、そろそろ、いいよな? いんだな!」

 もう猿のキーキー喚くような威嚇も怖くない。かといって期待するわけでもない。
せめてこの夢心地の状態で惨劇が終われば……、

「いくぞ」

 のめりこみ、亀頭をこすりつけるケダモノ。

「うぅ」
「ひゃぅん!」

 生暖かいものが割れ目をなぞり、ちゅぷりと音を立てる。

 そして、

「うあぁぁぁぁ……、くぅ、すげ、せまい」
「いた、痛い……、痛いってば、やめて、痛いってばああああ!」

 雅美の絶叫と悟のため息。
 男が女にのめりこむと同時に、なぜか彼女は彼の背中にしがみついてしまう。
 つまりは男を受け入れ、抱きしめ、愛し合う格好。
 はたから見れば、そうも映るわけで……。


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