年末のガール-3
2人してぼーっと夜空を見上げていると
「あ、優子さん。あけましておめでとうございます」
時計を見たら、あらら年が変わっていて
私は山中優子になっていて
なにが時田優子という存在はいなくなるだ
くそう
あの爺いっぱいくわせやがったな
夜空に爺の嬉しそうな笑い声が響いた気がしたのはしゃくだが、隣で幸せそうに微笑む山中を見ているとこんな新しい幕開けもありかなと思えちゃったりなんかしちゃったり
このことは山中には秘密にしといてやろう