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年末のガール
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年末のガール-2

ただ今私の会社のデスク

夢の中の出来事を悶々と考えていた

(あの爺が予言したことは確かに当たってた。それにしても犬のウンコ・・・なんてオーソドックスな。イヤイヤ今はそんなことを考えている場合じゃない、私の存在はあと1ヶ月で消える)


はー


考えても考えてもわからない

あと1ヶ月の命を嘆き泣いて暮らすか

はたまたあと1ヶ月だ!と言って窃盗・強盗・殺人をするか


イヤイヤ
そんなのは私のキャラじゃないだろう

うーん
どうしよう

とりあえず今の生活のまま死んでしまうのは何となく悔しいから、いつもならしない選択をしてみよう

そう決めた時にお昼のチャイム

そわそわと私に近づいてくる広報部の山中

顔はいいんだが女々しいやつ。いつみても冴えない男だ

「あの・・・時田さん、お、お昼一緒にどうですか」

「やだ」といつものように言いかけたところでさっきの決意を思い出す

私はそんなに意志の弱い女じゃないぞ

「ラーメン食べたい」

男と昼からラーメンなんて

自分でもどうかと思ったが、前世が犬だったのだろう、山中の背後に千切れんばかりに振られている尻が見えたからよしとしよう

そんな感じで、カフェに行ったり、映画に行ったり、アイツの作る手料理食べたり

なんであんなに上手いんだ

くそう


今日はアイツと晩ご飯を食べる約束


待ち合わせに現れたアイツはなんだかいつもより緊張していて

入ったお店は夜景がキレイなレストランで

「僕とけ、結婚してください」

震えた声で差し出したのは指輪と婚姻届で


かわいいやつめ


私はそんな山中にいつからか感じはじめた愛おしいさと共に、時田優子と書いた紙をピンっとはじいてやった


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