僕とあたしの海辺の事件慕 第二話「不可解な出来事、しばし」-25
「んもう、真琴君てばずるすぎ。その気にさせたんだから責任とってよ……」
「うん……分かってますよ……」
真琴は一瞬腰を引いてから、勢いをつけて彼女を突いた。
紗江の膣内は歪な形状をしており、濡れにくいせいで亀頭に対する摩擦が強く、あまり奥へと入れさせてくれない。
「あ、あーん!」
ひしっと真琴を抱きしめる紗江。パンプスがぐらつきながら岩場を蹴り、ジュプジュプと卑猥な音を立てる。
「ね、紗江さん、もっと、もっとしていいでしょ? ねえ、ねえ!」
波打つように腰を動かす紗江に負けじと真琴も腰を突き上げる。
絡み付く襞にとろりとした淫液が溢れだし、その動きもリズミカルになる。
「真琴―、まことー」
紗江は胸の谷間に真琴を捕らえ、暴れ馬に翻弄されるがごとく激しく身体を上下していた。
「紗江さん! 紗江さん!」
柔らかでしっとりとした乳房に触れながら、真琴は高まっていく絶頂への兆しに耐える。
「あ、ん! ぅわぁ、ふううん!」
猫背になったり反り返ってみたりとせわしなく動く紗江。その間も膣内部に入る陰茎は弄られ、四方からの締め付けを甘受する。
「あ、だめ、僕、もう……」
収縮を繰り返していた陰茎が肥大したままになり、爆発しそうな射精感が股間で渦巻く。
「ん、んう、いいの。来て、ちょうだい! あたしの中、君のエッチなお汁でみたしてえええ!」
紗江の絶叫を受け、真琴の中のたががぷちりと爆ぜる。
「んああああああ!」
牡の絶頂の雄たけびと同時に熱いものがメスの子宮を目指して解き放たれる。
びゅくっ! どくっ! ……びゅびゅびゅ……。
「や、出てる……真琴君の精液、すごい、量……熱いし、ん、あ、やだ、あたし……すごい……かも……」
「紗江さんの、僕の、つつんでくれるから……たくさん出しちゃいました……」
尿道を走る振動すら心地よく、二人は射精が終わってもしばらく抱き合っていた。