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あの日教室で起きたこと―9ヵ月の軌跡―
【教師 官能小説】

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永遠の誓い-2

2つ目は、エンゲージリング…



普段から気軽に付けていて貰えるように、細目のプラチナ台に、ピンクダイヤが直接埋め込まれたシンプルなものを選んだ。



―――そう…今から俺は由里子にプロポーズをしに行くのだ!!



根っから現実的な俺は、ロマンティックなこととは程遠い人間だ。



それでも、由里子との結婚を意識したこの1ヵ月間は、由里子を喜ばせたい一心で、恥ずかしながらあちらこちらへと奔走した。



『ふうぅ…いよいよか…』



普段の生活では味わうことのない種類の緊張感に見舞われた俺は、軽く武者震いをした。



―――ピンポーン!!



インターホンを鳴らすと、母親の響子がドアを開け、俺を家の中へと迎え入れてくれた。



「先生いらっしゃい…あらっ、スーツ姿もよくお似合いよ!由里子の未来の旦那さまが、こんなに素敵な人だなんて。私も鼻が高いわ!」



響子は上機嫌にそう言うと、由里子が待つリビングへと俺を連れていった。


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