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あの日教室で起きたこと―9ヵ月の軌跡―
【教師 官能小説】

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永遠の誓い-1

―――3月



卒業式が無事に終わり、俺は誰もいなくなった教室に、由里子を呼び出した。



『由里子…卒業おめでとう!』



「ありがとう…先生!」



由里子の顔が、一瞬にしてパッと華やいだ!



『由里子…今夜は2人だけで、卒業記念のお祝いをしよう!』



「先生っ…ホントに?!」



由里子は、漆黒の瞳をキラキラと輝かせながら、信じられない…と言う顔で、俺を見上げた!



『あぁ…夕方までに仕事を終わらせて、由里子の家に迎えに行く。だから、俺がドキドキするくらい…おしゃれして待ってて!』



「うん…分かった!!」



由里子は背伸びをして俺に抱きつき、頬にチュッ…と短いキスをすると、「先生あとでねっ!」と、卒業証書をかざして教室から走り去った。



    ♯♯♯



俺は仕事が終わると、同僚教師達の、飲みの誘いをやんわりとかわし、約束通り由里子の家を訪れた。



俺には、卒業記念のお祝いと同時に、もう1つしなければならないことがある。



特別なこの日の為に…実は数日前から、由里子に2つのプレゼントを用意していた。



1つ目は、由里子の年と同じ、18本のピンクのバラの花束…



ピンクのバラは、はかなく可憐な中にも、芯の強さを思わせる由里子のイメージにぴったりの花―――



そして、ピンクのバラの花言葉は…感銘。



月並みだけど、この先の2人が仲良く寄り添い、心を響かせ合える関係になれるように…との願いを込めて―――


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