近距離恋愛−vol.1-4
「んっ…先輩が……欲しいの。」
一瞬、唇が離れた瞬間に、私は小さく囁いた。
「それ、反則。」
かすれた上気した声をして、先輩はまたキスをした。
「ん……あっ!」
先輩の手が、胸を触る。
いちいち電流が走るみたいに、私は敏感になっていた。
「あっ、せんぱっ!んぅ……」
もうすでに固くなっていた乳首に、先輩の舌が這う。
「スエッ…ト……汚れちゃうっ!」
「そんな感じでんの?」
先輩は舌を離し、意地悪な笑顔で、私を見つめる。
−つぷぷっ
先輩の指がソコに急に突き刺され、私は思わぬ刺激に声をあげる。
「ああっ!うんっ……先輩っ!」
さらに追い打ちをかけるように、指が蕾をとらえた。
「だめっ、ああっ!」
「感じやすすぎ。」
今度は、はにかむような笑いでこっちを見てくる。
恥ずかしさと、気持ちよさで、もう先輩の指の動きしかわからない。
ぐちゅぐちゅと淫らな水音が部屋に響き渡る。
「力抜いて。」
いつの間にか、私は服を脱がされ、耳元でそう先輩の色っぽい声がすると、
ずぷんっ!ぐちゅ、ぐちゅ、ぐぽっ
いやらしい音と共に、先輩の熱い肉棒が入ってきた。
「あああっ!だめっ…あんっ!」
「だめじゃ…ないだろ?」
切なく先輩は囁いて、私の首に唇をあてる。
激しい腰使いと共に、私と先輩の息は荒くなる。
ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ!
「せっ、先輩…っ、あん!もっ、イク!」
「俺もっ、イきそっ…。」
ラストスパートに、私の腰を掴み、深く打ちつけられ、私はそのまま気を失った。
暫くして、意識が戻ると、先輩の心配そうな顔が目の前にあった。
「……そんなに良かった?」
安堵したのか、先輩はベットに腰かけ、笑いながらそう言って、煙草に火をつけた。
「先輩。」
「ん?」
白い煙を吐き出しながら、先輩はまた優しい声に戻っていた。
私は体をおこして、先輩の腕に抱きついた。
「なんだよ?」
少し照れながら先輩は、私を見る。
「…意外と激しいね。」
冗談っぽく、私は言う。
「うるさい」
私は、煙草をくわえて、頭を撫でてくれる先輩の手の、温かさを感じながら、余韻に浸っていた。
−先輩と一緒にいたい
そんな気持ちを感じながら。