投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

あの日教室で起きたこと―9ヵ月の軌跡―
【教師 官能小説】

あの日教室で起きたこと―9ヵ月の軌跡―の最初へ あの日教室で起きたこと―9ヵ月の軌跡― 124 あの日教室で起きたこと―9ヵ月の軌跡― 126 あの日教室で起きたこと―9ヵ月の軌跡―の最後へ

想い溢れて-7

『入れよ…』



「いいの?」



私の声…涙のせいでくぐもってた。



『―――心配して見舞いに来てくれた、自分のスキな子を、追い帰す訳にはいかないから…』



そう言った先生の声が、久しぶりに聞いた優しい声だったから、私はホッ…と胸を撫で下ろした。



先生は私を部屋に入れると、玄関先の床に、持っていたコンビニ袋をドサッと落とし、突然私を抱きしめてきた。



『由里子…神木は?』



一瞬…怖いほど冷静な声で先生がそう聞いた。



「別れたの―――私達…」



『そう―――・・・』



私を抱いたままの先生からは、いくら待ってもその先の言葉が返ってこない。



「せ…先生?…んっ?」



あの日教室で起きたこと
―9ヵ月の軌跡― Q
「想い溢れて」―完―


あの日教室で起きたこと―9ヵ月の軌跡―の最初へ あの日教室で起きたこと―9ヵ月の軌跡― 124 あの日教室で起きたこと―9ヵ月の軌跡― 126 あの日教室で起きたこと―9ヵ月の軌跡―の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前