「息子が下着泥棒?」-8
「女の人って、こないになっているんや」
「ああん、いや……」
息子の爛々(らんらん)とした視線と言葉に、恵美子の官能は激しく炙りたてられ、股間が熱く火照っていくのだった。
その全身は粟立ち、胸の動悸も速まっていく。
それに感応して、肉穴からスケベな汁がどっと溢れ出てきた。
「オカン、何や知らんオメ○の穴から、ぎょーさんのおつゆが流れてきよったで」
「ああ、言わんといて……羞ずかしいやないか」
何年ぶりかの性的な昂ぶりと羞恥に、立てている上体が右に左に揺曳している。
下腹部を黒く埋めている陰毛が、
昂奮で起毛して逆立っていくのが自分でも分かった。
肉穴を縁取る小陰唇が、
まるで息づくように収縮しているのも自分で分かる。
「オカン、おつゆの量がどんどん増えてきよる。
オメ○をするとき、女はアソコを濡らすとは聞いとったけど、こないに濡れるもんとは知らなんだな」
息子が感心したように言い、その言葉が恵美子の昂奮をさらに煽って刺激する。
彼女は思わず右手を後ろ手にしてまさぐった。
その手に息子のペニスを握り締めると、
亀頭のエラ溝のところに2本指で輪をつくり、
それを右に左にまわしながら、
グリグリと刺激していくのだった。
「ああっ……あうっ……」
正純が声に出して胸をせり上げる。
指でエラ溝をグリグリと刺激しながら、
親指の腹で亀頭をなぞりまわし、
鈴口を擽(くすぐ)るようにもしていった。
その鈴口から零(こぼ)れ出てくる先走りの汁が、
恵美子の指を濡らしていく。
「オ、オカン。
そないにされたらイッてまう。
イッてまうよ」
正純が切迫する射精感を必死で訴えてくる。
「ほんなら、入れたろか」
いよいよ挿入することになった。
恵美子は息子の胸に腰を下ろすと、
そこから下半身に向け身体を滑らせていく。
彼の胸から腹部にかけて、
愛液がナメクジの這ったように、
跡をつけて濡らしていくのだった。
正純が呻くような声を洩らして、
身を大きくうねらせている。
恵美子は腰を息子の股間まで滑らせると、その腰を浮かせてペニスの上に跨った。
しかし、いざ息子と肉を繋ぎ合う段になって、何か躊躇(ためら)わせるものを感じていた。
ほんとうに母と子で睦み合ってしまうと、何か厄災にでも遭うのではないかという怖れを感じたのだ
だが、息子を下着泥棒という悪癖から救い出すためには、
母親の思い切った決断こそが必要だと、
自分に言い聞かせて励ますのだった。
恵美子は中腰の姿勢から、
愛液でヌレヌレになった肉穴を、
息子のペニスにあてがうと、
ゆっくり腰を沈めていった。