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僕はHな管理人
【コメディ 官能小説】

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僕はHな管理人-1

僕は管理人―――

何の管理人かって?

それはね…、近頃流行りの、女性専用マンションの管理人。

仕事の内容は、廊下の切れた蛍光灯を取り替えたり、留守宅の宅配便を預かったり…

まぁ、住人の皆さんのお役に立つような、生活面でのサポートが僕のお仕事。

管理人と言うと聞こえはいいけど、要するにこの「メゾン桜木」の雑用引き受け係の様なもの!



僕の名前は桜木零〔さくらぎれい〕年は22才。

背は177センチ。体は趣味のテコンドーで鍛えた、ムダ肉ゼロの引き締まった筋肉質の体。

顔は某アイドルグループのM本潤に似ている…とよく言われる。

自分で言うのもなんだけど、要するにかなりのイケメンで、当然のことながら昔からよくモテる。

だからと言って、それを鼻に掛けたり、ひけらかしたりはしない。

男が女性に優しく接するのは、当然のマナーだと心得ているから。

僕には5才年上の美人の姉ちゃんがいて、小さい頃から手取り足取り女心をくすぐる方法(?)なるものを、叩き込まれてきた。



『零…女の子って言うのはね、褒められてキレイになるものなのよ。例えばね、マニキュアしてる女の子がいたら、〔きれいに手入れしてるね。細かいオシャレにも手を抜かない子って、僕、魅かれちゃうなぁ…〕くらいのことは、サラッと言える男になりなさい!それが出来たら、あんた見た目もいいし相当モテるわよ!』



―――なぁんて具合に、悪知恵を付けられて。

姉ちゃんの日々の指導の賜物か、はたまた僕自身の天賦の才能か…

中学に上がる頃の僕は、すでに、そこいらへんの大学生の兄ちゃん達に負けないくらいの、立派な(?)女ったらしに成長していた。

そうそう…大学生と言えば、僕はこの春に大学を無事に卒業したものの、この不景気で就職浪人。

見るに見兼ねた僕の伯父貴が、自分の所有するこの「メゾン桜木」の管理人として、半ば強制的に僕を指名した。

そんな訳で、僕はこの「メゾン桜木」の管理人になったんだ。

でも僕には、管理人として、人には言えないもう一つの大事な仕事がある。

そう―――、それは秘密の任務と言ってもいいかも知れない。

実は…管理は管理でも、住人女性達の、性の管理をすることだから。

「メゾン桜木」住人女性専用、性の管理人…

それがもう一つの、僕の裏の顔―――

Hな管理人たる僕の由縁だ。


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