由里子の決断-7
「んぁ―――っ」
佑介の指が私の中に出入りする度に、チュル…チュル…と液体のぬめる音が聞こえてくる。
「はぁ―――っ、あぁ―――イヤ…佑介こんなの恥ずかしいよ!」
『平気だよ!俺しかいないんだから…』
「もう―――、あっ…」
『ほら…もう1回練習!』
「イヤ…ぁあ―――っ」
『またいくよっ!』
「ん―――、あぁ!」
佑介はそう言って私の膝を開いたまま、何度も何度も指の出し入れを繰り返していく。
体の力を抜いて佑介の指を受け入れると、ものすごい快感の波が私を襲ってきた。
「んぁあ―――・・はぁ、ふぅ…いぃよ―――っ」
その度に私の声は大きく激しくなっていく。
「佑介…これ以上はダメ!ホントにもう恥ずかしいから―――」
『んじゃ…練習はこのへんで終わりね!』
佑介はそう言うと、学校のカバンの中をガサゴソとかき回し、小さな箱を取り出した。
コンドーム―――?
そんなのいつの間に?
『由里子…そろそろしよっか?!』
あの日教室で起きたこと
―9ヵ月の軌跡― L
「由里子の決断」―完―