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あの日教室で起きたこと―9ヵ月の軌跡―
【教師 官能小説】

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重なり合う2人-1

コンドーム―――?



そんなのいつの間に?



『由里子…そろそろしよっか!』



佑介は外箱のフィルムを破り、コンドームを1つ取り出した。



「ねぇ、それって?!」



『ゴム?!さっきコンビニ寄ったろ?由里子が雑誌立ち読みしてる時、こっそり買っといた』



佑介は悪びれもせずにそう答えた。



「ふ〜ん…」



『何で?』



「佑介…これって想定してたことなの?」



『どうしても今日しようって、考えてた訳じゃないけどね…』



佑介は手に取ったコンドームをもてあそびながら、気まずい顔でそう言った。



佑介と2人きりの部屋に漂い始めた、明らかに不穏な空気…



さっきまでの恋人同士の雰囲気から一転し、ピ――ンと張り詰めたものが、裸のままの私達を凍らせていく。



『けど…いつかは由里子とこうしたいって、俺はずっと思ってた』



「私…やっぱり、流されてこういう風になるのイヤかも」



『由里子は今、自分が流されてる…って感じてるの?』



違うのかな…?



「分からない…」


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