由里子の決断-3
『由里子…目つぶって!』
「え?」
『ふく…脱がす』
「あ…」
私が覚悟を決めて佑介の言う通りに目をつむると、佑介が私の制服のボタンを外し始めた。
たぶん佑介も、私と一緒ですごく緊張してるんだと思う…
1つ…2つ…とボタンを外す、佑介のぎこちない指先の感じが伝わってくると、私の体は一層固まってしまった。
ブラウスとスカートがゆっくりと脱がされ、私をブラとショーツだけの姿にすると、佑介もトランクス一枚になった。
毛布を掛け、そのぬくもりの中…2人で抱き合った。
イヤだどうしよう…私すごい緊張してる!!
『由里子…寒くない?』
「…うん」
『どーした?』
消え入りそうな私の声に、佑介が心配してそう聞いてきた。
「ドキドキして、心臓が破裂しそう…」
『俺も一緒だから!』
佑介はそう言って笑うと、私の手のひらを自分の胸にあてた。
ホントだ!佑介の心臓も、ドクドクすごい速さで脈打ってる。