投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

……タイッ!?
【学園物 官能小説】

……タイッ!?の最初へ ……タイッ!? 127 ……タイッ!? 129 ……タイッ!?の最後へ

……タイッ!? 第四話「暴きタイッ!?」-36

「……そういってもらえると……」

 彼女の腰が退けたのにも関わらず、紀夫は逃がさずに腰を前に滑らせる。

「ん……!? んぅ!」
「あ、あぁ……あぁああ……っ!」

 ずぶぷぷ……と音を立てて美奈子の膣を抉る紀夫の陰茎。

「い、痛い……! かも……」

 しかし美奈子は逃げるどころか彼に両手両足でしがみ付き、肩口にキスをするだ
け。

「痛いの? 大丈夫?」
「大丈夫……じゃない……かも……」
「それじゃあ一度……」

 腰を離そうとするも彼女の抱擁は解けそうに無い。若干動く隙間も前にだけ。果た
してこれよりさきに進んでよいのか、入れておきながら悩む紀夫。それというのも彼
女が痛いのを嫌がることと、肝心なときに決断できない性格のせい。

「ねえ、あのさ、君ってあたし以外の処女の子とセックスしたことある?」
「えっと、無いです」
「無いの? ならなんでさっき大丈夫って言ったのよ」
 正直な紀夫の一言に驚いた様子の美奈子。彼女は彼の胡坐に乗るように蠢き、痛そ
うに「ん、うぅ」と唸る。そのたびに膣内で彼を締め付けるそれが形を変え、特に亀
頭の辺りを柔らかく、ねちっこく刺激してくる。

「だって……、安心させたいし」

 ――気持ちいい。先輩の中、すごく……。

「ん……、ダメだよ。ちゃんと言わないとさ……」
「ごめんなさい」

 オデコをコツンと叩く美奈子は痛みなのか表情が歪んでいるものの怒っているほど
でもない。ただ、紀夫は下半身に疼く快楽でそれどころではない。

 ――すごい、すごいや、美奈子先輩のなか、俺の、気持ちいいとこ、全部あたって
る……。

 コレまでにない経験といってもたかが四人程度。とはいえこの先セックスにおい
て、これ以上の快楽が無いのではないかと思えるほど上手に彼を締め付ける美奈子。

 ――処女だからかな? それとも……。

「ん、……あふぅん……でもさ、変なの……」
「ナニガです?」
「処女なのに気持ちいいって変だよね?」
「え?」
「あのさ、ちょっぴりだけ痛いよ? けど、なんか、君の、丁度いいっていうか、す
ごく……いいところにあたってさ……」
「え、あ、はい……」
「ん? あ、今ビクンって……すごい、なんか大きくなったよ……?」

 尿道を走るカウパー腺液がどろりと彼女の中に出る。
 彼女も自分を感じている。その事実が彼をさらに性へと溺れさせる。

「あ、ゴム……」

 腰を突き出すの紀夫に声を上擦らせながら囁く美奈子。


……タイッ!?の最初へ ……タイッ!? 127 ……タイッ!? 129 ……タイッ!?の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前