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自転車
【青春 恋愛小説】

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自転車-1

俺は笹川良(ささがわりょう)

地元の中学校に通う14歳の青春真っ盛りの中学生だ

なんか周りからは不良とか言われてるけど自覚はない

学校での成績は中の上ぐらいで、無遅刻、無欠席が信条だ

煙草と酒はするが、髪は染めないし喧嘩は絶対にやらない

髪は黒髪が一番だと思ってるから

喧嘩をしない理由は相手を殴るのは嫌いだから

だからまわりからはなんちゃって不良としてなぜか好感を集めているようだ

そして俺の家の隣には幼馴染みの女の子がいる

佐伯凛(さえきりん)
同じ中学校に通う14歳

こいつもなんちゃって不良と化している

正確は男勝りでサッパリしているため男女共に人気が高い

身体の特徴は長い腰まで届く黒髪、端正で大人っぽい顔付き、魅力的なボディー

一回見たら男の本能が目覚めてしまうような美少女だ

実際のところ俺も惚れているのだが、人に惚れるという感情は自分で制御するのがめんどくさいため幼馴染みという関係を保っている

だがチャンスがあったら告白するつもりだ

悩むだけじゃ意味はないからな

そしていまは夏休み

うだるような暑さのなか凛が自分の部屋の窓から俺の部屋の窓をコンコンと叩いた

遊ぼうとか言い出すのだろうと思いめんどくさそうに窓をあけた

「海行くぞ!!」

凛の透き通るような声が部屋に響いた

「めんどくせぇな…つうか暑いのによくそんなこと言えるなぁ」

「暑いから海にいくんでしょうが!!」

仕方ないと思いわかったと返事をし手早く身支度をしてから家をでて凛の家の前で待っていると凛が玄関から出てきた

「よし!!じゃあ今日はチャリ2ケツでお願いしますよ」

「え〜、凛の体重考えろ…ごぶふぉ!?」

喋り終る前に凛の右ストレートが俺の腹にクリーンヒット!!

「2ケツお願いね?」

(こ、殺される!!)

凛の背中からは黒いオーラが見えた

そのオーラに命の危機を感じたので素早く自転車に乗った


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