投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

自転車
【青春 恋愛小説】

自転車の最初へ 自転車 4 自転車 6 自転車の最後へ

学校生活-1

9月中旬
夏休みが終りいつも通りの学校の昼休みに一人叫ぶ男が一人
「うぉぉぉ!!逃げろぉ!!」
いきなり叫ぶ俺の名前は笹川良
地元の中学校に通う中学2年生だ
俺にはいま悩みがある
それは夏休みに付き合いはじめた幼馴染みの彼女

佐伯凛

なにしろ行動がすごい
学校や町中をとわず求愛行動が激しい
ある種の羞恥プレイだ
凛いわく俺の恥ずかしがる態度がとてつもなく好きなのだそうだが
「やっとみつけた!!」
駄目です。彼女からは逃げられそうにありません
あなたも本当に同じ中学2年生ですか?
この行動はもう学校ではあたりまえのごとく黙認されていて他の生徒はすでにスルーをしている
「いや、だから場所を考え…」
言い終えるまえに無理矢理キス
しかしそれも周りの人間はスルー
(誰か助けてくれぇ!!)
そんな叫びも届きません
学校では日々凛による羞恥プレイ
顔が真っ赤になりっぱなしです
「愛情表現をしてなにが悪いのよ。見せ付けてやればいいじゃない」
「もうやめてくれ」
昼休みの屋上では常にお菓子を口にあ〜んと食べさせられる
いや、それならまだいい
極めつけは口移しですよ?
あなたは耐えられますか?
「あのさ、二人っきりならともかくさ学校では勘弁してくれないか?」
「却下」
即答かよ!?
俺に拒否権なし!?
んで昼休みが終り教室に戻ろうとしてもさらに羞恥プレイの嵐
同じクラスなので一緒に歩いていると腕を組まされるし席変えでは凛が手回しをして無理矢理俺の隣の席に座るし
いや、うれしいですよ?
彼氏としてはもう超絶にうれしいですよ?
いまどきこんな素直な女の子いないですから
だから俺も凛の要望に答えられるような人物になりますよ

それが俺なりの愛情でもあり礼儀だから

そんなこんなで楽しく日常を送っています


自転車の最初へ 自転車 4 自転車 6 自転車の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前