松田美紗の放課後。-4
『あぁ!!っん!!』
「声を出すな。気付かれる。」
『っ....ふ!?』
駅員はそう言うと、片手であたしの口元を思い切り押さえた。
さっきまで口で息をしていたので、一瞬混乱する。
『う....あぅ....』
口元を押さえられての行為は初めてだ。
強姦されるとしたら、やはりこんな風に口元を押さえられるのだろうか....
そう考えると、愛液が増して滑りが更に良くなった。
強姦なら、これだけじゃなくまわされたり、色々な人の吐き出したモノがからだ中に付着するのだろうか....
ふ、と心の中で笑う。
これじゃあ私もホテルの人と同じ、独りよがりじゃないか。
駅員の事などこれっぽっちも考えずに、妄想なんてしている。
そんな事を考えているうちに、駅員は達しそうになったらしく、アソコから抜き出すと口に入れてきた。
少し吸引すると、根元の方の血管がドクンと動き、勢いよく口内に精子が入ってきた。
この人....しばらくシていなかったのだろうか。
精子が喉の奥まで当たった。
おまけにとても苦い。
青臭い、嫌な臭いが口内を襲う。
駅員のハァ、ハァ、と乱れた息が次第に治まってくると、この事は他言無用、と言い私を解放してくれた。
私は身だしなみを直しに、再度女子トイレに向かった。
ふー、と、深いため息をついた。
今日は本当に危なかった。
でも、これ程のスリルは初めてだったかもしれない。
やはり、この危なっかしさ、大好きだ。
子どもの頃のやんちゃなんて可愛いもの。
私はどこまでこんな危険な事をするのだろうか。
もしかしたら、いつか本当に捕まってしまうかもしれない。
『....だけど止められそうにないな』
そう呟き、地下鉄に乗った。
完