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幼なじみの法則
【幼馴染 恋愛小説】

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幼なじみの法則B-3

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その後、かなの喚きともとれる弁解で、あの男とはなんでもない事がわかった。
かなの弾丸トークに、思わずホッとしてしまった自分がいる。

....ただ、アイツはそうではなさそうだったが――――





それに。
ひとつ気になる事があった。
少しかなに近づいて勉強を教えていた時、ふわりと甘い香りがしたのだ。
香水?....いや、シャンプー?

今までそんな香りはした事がなかった。
かな、それは“アイツ”の為につけたものなのか?





ガキ共相手に何を考えているんだか。

家庭教師が終わり自宅に戻っても、イライラはなくなったが心にもやもやとした感情が残った。

これも“兄心”だよな?そうだよな。
まさかな。相手は中学生だぞ。ロリコンじゃねーんだから。
ましてや、かな相手に。

しこりの残った感情と、それを無理矢理否定する思考。
その間に挟まれて、その日はなかなか寝付けなかった。


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