超最強嫉妬彼女 後編-13
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「いいよー、送ってくれなくても」
「お前が強いのはわかってるけどな。少しでも一緒にいてやりたくて」
「ばかね、明日もまた会うのに」
「わかってるよ」
こいつは本当にサバサバしてんな。
二人で川沿いの道を歩く。
すっかり外は暗かった。
花耶の住むマンションは、本当に俺の住むマンションからかなり近かった。
「公也、ありがとう」
「こちらこそ」
「じゃあね」
「おう」
マンションの中へ入って行く花耶を見送って、俺も来た道を戻ることにした。
「きたぜ…一人だ、やっちまうか」
「ああ、まず彼氏から潰すか」
「うっし」
そんな会話を耳にしたときは、もう遅かった。