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エリザベスドール
【ホラー その他小説】

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エリザベスドール7-4

「お嬢様! お嬢様!
 どうなさいました!?
 お嬢様! ドアを開け下さいませッ!」

 メイド嬢は必死になってドアノブを回したり扉を叩くが応答無し。



 部屋の中ではフレデリカとディックが恐怖で立ちすくんでいた。

 テラスへ通じる窓が開かれ、外の雨まじりの風が吹き込んでいる。

「な、何ィ!?」

 フレデリカの目に映るのは…


 フリルの付いた長めのスカートの赤いドレス衣装に帽子姿の女のコ。

 いや…

 人形だ!


「こ、コイツ…!
 ルークが僕の恋人だなんてぬかしていたエリザベスじゃねえか!
 どうなってんだッ!?」
「知ってるのディック!?」

「アイツのウチに飾ってあったからな!」

「飾りモノの人形が何故、動くのよッ!?」

「俺が知るかよッ!」

 ゆっくりと2人に近づくエリザベス。

「アンタたち、何をゴチャゴチャ言ってるの?」

 2人は震えながら後退りした。

「しかもコイツ、喋りやがる!」とディック。

「人形が喋っちゃ、イケないのかしら?」

 フレデリカは声を震わせながら…

「私たちをどうするつもりなの!?」

「フレデリカ・アンドリュー…」

 エリザベスは鬼のような形相で、いきなりフレデリカに飛び掛かった。

 フレデリカは体当たりされた弾みで後ろへ転倒した。

 床に仰向け状態になった時、エリザベスが馬乗りになった。

「何すんのッ!?」

 フレデリカは激しく抵抗するが、相手に力強く押さえ付けられて身動きが出来ない。

 鋭い眼でフレデリカを睨むエリザベス。

 いきなり、フレデリカの衣類の胸元を一気に引き裂いた。

 ブルンと、豊満な乳房があらわになる。


 エリザベスは片方の乳首を揉み始めた。


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