Y先生の乙女な不安-13
「やっ…な、なん…!」
「えー?」
「ふ、普通に聞けばいいでしょ。なんでこんな…」
ハルは私の問い掛けににっこりと笑う。
「趣味。」
私はため息をついた。
そこまできっぱりと言われてしまうと、言い返す気も失せる。
「だってこんな状態の由希ちゃんが目の前にいて、何もしないなんてもったいないじゃん。」
ハルの言葉で我に返る。
胸元は完全にハルに向かってさらけ出し、膝は先程までの執拗な愛撫に耐え兼ねて互いを擦り合わせている。
「は、ハルが脱がせたんじゃない。」
「俺的には自分から脱ぐ由希ちゃんも見たいけどねー。」
「なっ…。」
顔が赤いのが自分でも分かる。
ハルはふっと笑って、私の髪にキスをする。
「つーかさ…本当、限界なんだよね。」
射るような視線に心臓が高鳴る。
「…俺すげー頑張ったよ。ご褒美ちょーだい?」
ハルは怪しげに揺れる瞳で私の目をじっと見ながら、自分のワイシャツのボタンを一つ、一つ、ゆっくり外していく。
「ね、やらしいこと、しよ?」
羞恥で身体が紅く染まるのに、ハルの瞳から目が逸らせない。
はだけた男の身体に、私も欲情しているから。
身体が更に熱く、震えた…。
熱っぽく見つめる私を笑って、ハルは私の手をすっと引く。
ハルの首の辺りに手をやられ、触った私の方がびくっと反応してしまう。
「触って?」
ハルがそっと私の手を離し、後ろにある机に手をついた。
私の指先はハルの首筋をなぞり、少しずつ下降していく。
ベルトに触れたとき、恥ずかしさで一瞬指先が離れた。
顔を上げると、ハルが優しく笑って私の頭を撫でた。
ベルトを外す音が静かな教室に響く。
ズボンの上からハルのモノに触れると、それは先程よりも大きくなった気がした。