SEXの条件・学級委員長 川崎静奈 B-8
「……んあっ…もう…だ…だめ…」
中とクリトリス、それに乳首に一斉に与えられる強烈な快楽。
もうココロもカラダも……
すべてドロドロにとけ出してしまいそうだった。
「……しず…めっちゃかわいいで……」
「……ヤ…ヤマトぉっ……」
ヤマトの言葉に胸が激しく高鳴って、勝手に腰がガクガク揺れてしまう。
「……だ…だめ…あっ…お…おかしく……なっちゃ…うっ……ああっ……」
ダメ―――
気持ち……よすぎて……
もう……
おかしくなっちゃう……
「……あっ……ああっ…いやっ…きもち…い……ダメ…あっ……あっ…あああっ……ヤマトぉっ!!」
信じられないくらい大きな喘ぎ声をあげながら、私は初めて「イく」という感覚を知った。
激しい高ぶりのあとの、快感の波がなかなか引いていかない。
私はしばらく身動きすらできずに、ヤマトに背中を向けたままベッドに横たわっていた。
「……しず?……大丈夫か?」
ヤマトが背後に寄り添うように、そっと肩を抱いてくれた。
お尻の辺りにあたっているヤマトのモノは、さっきじゃれ合いながら触れた時より、更に硬さを増しているように感じられる。
よく考えれば、まだヤマト自身は何も気持ちいい思いはしていないのだ。
セックスというのは、キスして、繋がって、男の人が出すモノを出すのが一番の目的だと思っていた。
でも、ヤマトのセックスは、「出すため」という感じが少しもしない。
私を優しく包みこみ、頑なな心を開き、幸せで満たしてくれる―――そんな気がした。
セックスがそういうものならば、与えられた幸せを私も返したい。
ヤマトに抱かれるのが一度きりかもしれないのなら、上手なやり方なんて何もわからないけど、今できる精一杯のことがしたいと思った。
さっき教室で見た光景が頭の中に蘇る。
―――自身のモノをくわえられて快感に歪んでいたヤマトの顔。
私にもアレが出来るだろうか。