Lesson xxxU E-4
「あんたも毎日毎日好きだな」
少し嘲笑の含んだ声と衣擦れの音。
「う…るさい…わね。はぁ…っん…あんただって…毎日毎日…飽きないの…」
「俺はヤリたい盛りの高校生だし。それに…元はと言えばあんたが誘いに乗ったんだろ?」
「あぁっ…ん!そう…ね…」
この声は…。
彩とこの前の男子生徒…?
何で…?
俺の疑問をよそに彩の喘ぎ声が響く。
とりあえず神崎の元に戻ると顔を赤らめていた。
「神崎はここにいろ。呼ぶまで出てくるなよ」
耳元で静かに告げるとコクリと頷いた。
神崎の頬に軽く触れて再びそっと動く。
その間も二人の激しい行為は続いている。
「俺さー、ずっと榊に睨まれてんだぜ。冗談じゃねぇっつーの」
肌と肌がぶつかり合う音と重なって聞こえる声。
「あぁぁっ!ああ…イイっ!」
「おい、ヨガってないで聞けよ」
「んんっ!征…也が…何?」
「あんたがこの前俺にヤラれたって榊が誤解してんだよ」
荒い呼吸に苛立ちが混ざっている。
「何で襲われたふりなんてしたんだよっ…!」
「ああ…っん…はぁ…征也の…気を引き…たかったの…よ…あ…あんっ!」
「俺…榊の代わりだもんな?毎日毎日俺に抱かれて…そんなにヨガってるくせに…あんたスゲー女だな」
「んんっ!あ…はぁっん!あんな…子がいい…なんて征也が…あぁっ言うから…」
「ま、俺はあんたみたいな女を好きなだけヤレるんだからいいけどね。そろそろ出すぞ」
甲高く響く彩の喘ぎ声と低く呻く男の声。
二人の会話が物語っていた。
あの時も同意の上だったんだ。
「またね」
「今終わったとこなのに…。ホント好きだな」
「うるさいわね。あんただっていい目見てるでしょ」
「ハイハイ。またな」
部屋を出た男子生徒に次いでドアに手をかけた彩に声をかけた。
「彩」
まさか人がいるなんて思ってもいなかったのと俺の声に相当驚いたようだった。
すごい勢いで振り返り俺を認めると目を見開いた。