Lesson xxxU E-2
「せんせ…っ…」
少し腫れぼったくなった濡れた唇で呼ばれ、ここが学校だって忘れそうになる。
無理矢理に理性を引き戻し神崎を手招きして一緒に床に腰を下ろした。
「何かすっごく久しぶりに会った気がする」
ニコニコ笑う神崎の頭に手を置いた。
「毎日顔は見てるし授業だって受けてるのに変だよね」
似たような事を考えてるのがわかって妙に可笑しかった。
「呼び出して悪かったな」
「ううん、嬉しかった。先生がこんな事言うなんてめったになさそうだもん」
イタズラっぽく笑う神崎の頭を軽く指で突く。
「やっぱ生意気だな」
「そーゆーとこも好きでしょ?」
答えに詰まる俺を面白そうに横目で見るのがまた憎らしい。
「あ、アレ見せろよ」
「アレ?」
急な話題の変化と心当たりがないのとで首を傾げる。
そんな神崎に構わず制服のブラウスのボタンを順に外していく。
「ちょっと…!先生!?」
慌てて手を抑えようとするがもう遅い。
胸元をグイッと左右に開いてうっすら残っているキスマークのネックレスを見つめる。
「もうすぐ消えちゃうね」
俺の意図がわかったのか神崎もそこを指でなぞった。
「…次にお母さんが泊まりに行くのは?」
「んーと、来週末かな」
「保ちそうもないな」
薄くなった印に唇を当て、その上からきつく吸った。
「ん…んっ…」
この程度で感じるのか神崎が小さく声を上げる。
抑えた声が逆に刺激的だ。
上下する神崎の胸が視界に入るのもマズイ。
久しぶりに触れた神崎の肌に歯止めが利かない。
セックスを覚えたてのガキじゃあるまいしこれでコーフンしててどうすんだよ。
頭ではわかってる。
だけど体が言う事を聞かない。
このまま神崎に溺れてしまいたい。
ずっとずっと抱き合って溶けてしまいたい。