背徳の時間〔とき〕B 後編-11
「わき…さん、そこはイヤ。」
真由花は首を激しく左右に振り、拒否の態度を示した。
しかし、和気に秘所の中を音を立て掻き混ぜられると、言葉とは裏腹に体は欲し、真由花の口からは恥ずかしいほどのよがり声があがる。
そして秘所から溢れだした液体は、真由花の尻の穴に滴り落ち、更に和気の親指の滑りをよくしてしまう。
尻のひだに充てられた指先が、やがてひだの周りを、グッ…グッ…っと、押すような動きに変わると、今まで感じたことのない、心地のよい圧迫感が生まれた。
はぁ…この感じはなに?腰がズンッとだるくなるようできもちいい…。
真由花の恍惚の表情で、いいことを感じ取った和気は真由花に尋ねた。
『真由花、少しよくなってきた?』
声の感じが、いつもの優しい和気に戻っていて、真由花を安心させた。
「うんっ…きもちいい。」
『そうか、それじゃコレは?』
和気はそう言うと、ひだを押していた親指の先を、少しだけ真由花の尻の内部に入れようとした時だった。
「ん…、うんっ。」
真由花の尻に力が入り、肛門が締まったため、和気の指の侵入がさえぎられた。
『真由花ダメ…。力を抜いて。』
「うん…。」
和気は再び真由花の尻の穴に親指の先をあて、真由花の蜜をたっぷりとまぶした。
これ以上ゆっくりは出来ないという程、そおっと指を侵入させ、第一関節の辺りで止めた。