距離〜美沙と賢〜-7
「賢のこと大好きで、愛してる。ずっと賢の隣にいるよ。賢の隣じゃないとイヤ。他の男なんか目に入らないもん」
「………あぁ…」
「顔赤くなってんぞー少年」
「当たり前だろ…」
「なぁなぁ、もう一回言って?」
「うるせーよ」
「ケチ……愛情の出し惜しみなんかするなよ……嫌いになるぞ」
「……………好き…愛してます……」
「やったね!今日は絶対安眠出来るわ!すげー嬉しいぞー!」
「うるせー…」
「惚れ直したぜ少年!」
「タメだけどな…」
翌日、美沙が剛らにノロケたのは言うまでもない。
それが賢の耳に入り、美沙が怒られたのも、言うまでもない。