振り向けお前っ!エピローグ〜あれから・・〜 -1
朝、毎日ように早起きで起きる、神木 悠太。
「ふぅ、今日も、1日頑張るか。」
俺は今、大学生だ。
それも卒業間近の。
今はもう就職の話とかでもちきりだ。
「ねえ悠太、就職場所とか決めてる?」
「んーまだだな、輝は?」
俺と輝は同じ大学に入った。
目指すものは一緒だったからだ。
ちなみに後の4人もちゃんと居る・・・。
良くこの学校に6人全員が入れたな・・。
結局この腐れ縁は解かれないわけでなかなか楽しい日々を送っている。
しかし一番驚いたのが
あの阿佐美がだ、進一と付き合うことになったらしい。
「そうだよね、僕もびっくりだよ、まさか2人がねぇ。」
「俺もだ、あれは相容れぬ性格同士だとおもっていたんだがな。」
人間変われば変わるもんだなと心底思う。
そして薫はというと、何と輝とちょっといい雰囲気らしい。
「で、人のことはいいとして、輝はどうなんだよ?」
「え?な、何が?」
「しらばっくれんなって、薫とだよ薫と。」
「な、何言ってんだよ。」
輝もだいぶ砕けてきた。
話し方もだいぶ悠太と皆とで変わりがなくなってきた。
「お―い悠太、輝ぁ」
「うわ、来やがった。」
進一は相変わらずだ。
輝の呼び方は結構前から変わった。
「なんだよ、お前阿佐美のところにいろよ。」
「なんでだよ、そうしょっちゅう居ても煙たがられるだろ。」
今思うと本当にすごいことだなぁと思う、これ以上の奇跡は見られないんじゃないかと。
「俺らのこと冷やかしてるけど自分はどうなんだよ。」
「そうだよ、僕と薫さんのことも言ってるけど、自分だってどうなんだよ、彼女と。」
「ん?だからいつも言ってるけど別に彼女じゃないって。」
何だよそれと突っ込みを入れられる。
最近、よく話す娘がいる
ちなみに6人の中で後一人残ってる娘じゃない。