由里子と痴漢-4
ずちゅ…ずちゅ…
男が動く度、それに呼応するように由里子の肉襞も男に絡みつく。
それは男にとってもこの上ない快感を与えた。
浅く深く、男が由里子の中で抜き差しを繰り返す。
「んっ…んんっ…」
その度に由里子の中は男のもので満たされた。
甘い甘い快感。
時に狂おしいほど突き上げられ、揺さぶられ、由里子の頭の中は真っ白な快感に支配されていく。
きもちいい…あぁ…ダメ…くるっちゃうぅ
「目を開けてごらん。前のガラスに君が映ってるから」
ふいに男の声が聞こえ、由里子はハッとした。
今まさに、快感の淵へとさらわれるところだった。
我に返った由里子は、男に促されるまま恐る恐る目を開けてみた。
男の言う通り、ガラスには見知らぬ男に制服姿のまま後ろから突き上げられる自分が映っていた。
あぁ…ダメ…こんなのダメよ…
そう思いながらも、由里子は男から次々与えられる快感に飲み込まれないよう、必死になって目の前の自分を見つめ続けた。
「出るよ!」
あぁ…ダメダメ…もう耐えられない…気が遠くなっちゃう…
まさにそう感じた瞬間、由里子の中で男が一段と大きく膨らみ、そして果てた。
「また来週、この電車で会おう。その時はもっと感じさせてあげるからね」
男は立っているのがやっとの由里子の耳元にそう囁くと、次の駅で電車を降りていった。
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