やわらかい光の中で-1
3部構成
・ 1部:『サクラ ナミキ―決断』
広告代理店で働く独身OL、山上裕美は勤続8年、最近お局になりつつある自分を意識し始めていた。
ある日、高校の先輩に彼女と趣味の合う男性を紹介してもらう。2人は共通の趣味を通して、なんとなく近づき、なんとなく結婚を決める。
彼女はその結婚に何を求めたのか…?
・ 2部:『サクラ ナミキ―理由』
海外転勤の打診受け、早く結婚をした方が良いと上司に助言された内藤慎治には、複雑な想いを抱えたまま付き合い続けている女性がいた。
大恋愛の末結ばれたその女性との関係は既に3年という月日が過ぎていた。
彼は人生の選択を迫られ何を選ぶのか?
・ 3部:『オレンジ色の太陽』
長谷川千鶴は新しい恋人、哲也と沖縄の阿嘉島へ来た。そこは2年前、千鶴が初めて独り旅をした地だ。
―2年前、彼女は代レナいの末結ばれた男性と破局を迎えた。その道を選んだのは他でもない彼女自身だった。
そして、彼女はその選択に後悔はなかった。
2年前、何かに挑むような面持ちで訪れた阿嘉島。哲也と2人で彼女は何を思うのか?