赤ずきんちゃむ、おほかみの食糧につき-8
『んっ、はあっ……何か、変、だよぉ……』
『何が変なんだ? 俺は薬のおかげですっかりよくなった』上気させた顔で言うチャムの赤いずきんと腰に手を回し、ジンロは彼女の耳に舌を這わせた。『例を言うぜ』
『ひぅっ!?』
声を上げるチャムにジンロは言う。
『で? どこが変だって?』
『あ……や……何か、その、耳……とか、んっ!』
濡れた耳に息を吹きかけながら問う。
『耳とか?』
『目も、霞んで』
潤んだ瞳を、チャムは人狼から逸らした。しかしジンロは彼女の顎を掴み、再びその瞳を捉える。
『やぁ……手にも、力が入らなくって』チャムはか細い声で吐息交じりに言った。『口、も……』
チャムの舌が伸びる。ジンロは己の舌に彼女のそれを絡ませた。
ねっとりとした感触が、互いの官能を刺激する。
『それだけじゃ、ないだろ?』
ジンロはチャムの胸を掴む。
『はあぁ……っ!』
喉をさらけ出して喘ぎ、彼女は小さく首を横に振った。
『胸……とかぁっ』
『胸とか?』
ぐにぐにと柔らかな乳房の感触を楽しみながら、意地悪く笑い、ジンロは更に問う。
チャムは顔を真っ赤にして、ほとんど泣きながら言った。
『……あ、あそこ……とか』
『ここ?』
ジンロの指がそこに触れる。
『あ、あああぁ――っ!!』
敏感になっていた身体に走る、電流のような衝撃。
がくがくと腰を震わせ、チャムはジンロにしがみついた。
『あ……あ……』
無意識的に、チャムは絶頂の余韻を貪るべく腰を前後に動かしていた。
その様子にジンロは喉の奥で笑う。
『して欲しいなら、言えって』
『うあぁっ! それ……だめぇっ、また……っ!』
擦るだけではない。濡れきった白いショーツの横から指を差し挿れ、ゆっくりと動かしていく。
『ああっ、あ、あ゛――っ!』
痛みに思わず腰を引くが、ジンロがそれを許さない。
彼は片手でチャムの腰をがっちりと固定していた。
『や、あ……っ、痛いよぉ……っ!』
『すぐよくなるから。ちっとの辛抱だ』そして彼は舌舐めずりをして言う。『こんなんで痛がってたら、俺のなんか入らねーぜ』
ジンロは指を抜き、チャムのショーツを破り捨てた。
『あ……』
荒い息を吐き、虚ろに自分を見つめるチャムをちらりと見やり、ジンロは彼女の秘所に顔を近づいた。
『や……』
何をするの、とでも言いたげだが、言葉も出ないらしい。
ただジンロが舌を伸ばしたところを見ると、だめだというふうに首を横に振った。
ジンロは構わずその舌でチャムの愛液をすくう。
『んんーっ!』
びくりと腰が跳ね上がり、チャムは身を捩らせる。
尖らせたジンロの舌がチャムの中で蠢き、指の腹が陰核を嬲る。
『あ、あ、や……だぁ……っ!』
腰を浮かせて、チャムは泣き声にも似た嬌声を上げる。
『やだやだぁっ! 何か、きちゃ……あああああ――っ! 』
二度目の絶頂を迎え、チャムはぐったりと寝そべり息を吐いていた。
そんな彼女の細い脚を掴んでうつ伏せにさせると、ジンロは己のそれをチャムの秘所に押し当てた。
亀頭で濡れて滑る割れ目を擦れば、チャムが再び腰を揺らめかす。
『あ……うぁ……』
『よっと』
ジンロはチャムの腰を掴むと、一気に挿入する。
『っ!!』
衝撃、鋭い痛み、異物感。
声にならない声を上げ、チャムが首を振る。
『あ゛ぁっ、いや……抜い、てぇっ!』
『我慢だ我慢』
軽く言い、ジンロは腰を振った。
最初はゆっくりと、段々早く、小刻みに。愛液が潤滑油となり、滑りはいい。
しかしその大きさのせいで、ジンロのものはチャムの中に入りきらなかった。