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「深夜の病室」
【制服 官能小説】

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「望まぬ狂宴」-5

「何や。随分簡単な姫さんやなぁ」

奥の方から御前の茶化すような声が聞こえる。

「イかせたらアカンで。姫さんに気持ちようなって貰うのが目的やないんやから」

その言葉に副官の腰の動きがピタリと止まる。

「あっ…」

絶頂を寸前で止められ、舞の躯は不満に揺れる。
その動きをあざ笑うかのように、御前は舞の胸の突起を摘み上げた。

「いやや言うてた割には直ぐに腰を振りよって、ホンマにヤらしい姫さんやわ」

舞の波が引いたのを見て副官は律動を再開させる。
しかし、また舞がイきそうになると見透かしたかのように、直ぐに動きは止まってしまうのだ。

「どや?辛なってきたか?イかせて欲しなったら、心を込めてお願いしたらええよ。花姫ならそれくらいは朝飯前やろ?いっつも楼主サマにおねだりしてるようにやってみぃ?」

屈辱的な台詞に、舞は首を横に振る。
しかし、秘芽を撫でられこね回されれば忽ち躯は快楽に流され、絶頂を求めて震えてしまう。

「まぁ、したくないならそれでもええんよ。ただ、姫さんの躯はひとつやけど、姫さんの相手をする男はひとりやないってこと、よく覚えとき」

御前の目は嗜虐の色で溢れていた。

「一晩と言わず、二晩でも三晩でも眠らせたりはせん。ずっと男の慰み者になって好きでもない男の子どもをはらむまで子種を注いで貰ったらええ」

その言葉に舞の顔がすぅっと色を失った。

「いやっ。止めて下さい。帰してっ!見世にっ、はぁんっ、帰してっ、あっ…んんっ、やぁっ」

繰り返される高ぶりと絶頂前の遮絶て舞は何度も涙を流す。

今はまだ薬が効いているからいい。
でも、明日は?
明後日は?

定期的に楼主から飲まされている薬。
新しい命を拒む薬。
薬抜きで3日も4日も犯され続けたら、本当に妊娠してしまうかもしれない。

恐怖が舞を襲う。

「なんや。強情な姫さんやなぁ」

赦しを請うなら助かるだろうか。

舞の気の迷いを読んだかのように御前は言う。

「そや。ごめんなさい、助けて下さいってお願いしてみ?そしたら見世に帰したってもええよ?」

縋るように見上げたそのキツネ目は、存外優しそうな光を放ち、舞に一縷の望みを見せる。

「ごめ…なさい、助けて、くだ、さ…い…」

言われるがままに嘆願の言葉を舞は口にする。


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