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空調怪奇現象
【ホラー その他小説】

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空調怪奇現象-2

 梅雨が明けてから、毎日が茹だるような暑さが続いてゲンナリ!

 夏休みに入って毎日毎日、部活のソフトの練習が続くから日焼けしちゃった。

 昼間はドバーッと汗かいて、夜はビヤーッとエアコン効かせた我が部屋で過ごす。

 大体、こんなパターンかな?

 合宿とか遠征とかがある以外は夜は大体、我が部屋にいる。

 或る夜…

 この夜も熱帯夜で、寝苦しそうな感じだった。

 私はエアコンを付けたままベッドインした。

 勿論、1人でだよ!

 1人で!

 何ィ、想像してんの君たち?

「今夜も朝までグッスリと、快適睡眠だァ」

 私はそう期待したんだけど…


 夜中に私は目が覚めちゃった。

 暑くて、寝汗かいてたの!

 あ、あっつーッ!!

 慌ててベッドから起きて下着を脱ぎ、タオルで汗を拭いた私。

 エアコンを見てみる。

 タイマーは付けているし、設定温度は27度。

 いつもこの位で丁度イイんだけど…

「え? 何ィ、これ?」

 吹き出し口に手をかざしてみた私はビックリ!

 生ぬるーい風が来てるの!

 暑い部屋で熱風機と化した扇風機から出る風みたいなのがね。

 スイッチを入れ直してみる。

 今度は涼しい風が来たから、何ともない。

 又、ベッドインしたけれど、朝まで快適に眠れちゃった。

 次の夜も、又次日の夜も何ともなかったしね。

 ところが、4日目ぐらいにして同じ異変が起きたの。


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